藤沢の三浦真弘司法書士・行政書士事務所

商法・会社法Web講座2016 vol.1「商法・会社法とは」

商法・会社法Web講座2016 vol.1「商法・会社法とは」

1.はじめに

2016年度もフェリス女学院大学で、「商法・会社法」の授業を担当させていただきます。
テキストは、拙著「やさしく学べる会社法入門」(税務経理協会)です。
会社法は、株式会社や他の会社の仕組み、組織、運営方法などのルールを定めていますので、社会人の方々の関心も高いようです。
株主とはどんな人なのか、役員と従業員(労働者)はどう違うのかといったご質問をいただくこともありますし、起業・創業にあたって会社法を知っておきたい、授業を受けてみたいといったお声もいただきます。
そこで、今週からテキストの内容に合わせて、会社法を中心に授業の概要をご紹介しようと思います。
原則として毎週火曜日に、こちらのコラムページに内容を掲載し、Facebookページでも簡単にご案内する予定です。
書籍との関係で、公開できる内容に一定の制限もありますが、よろしければお付き合いください。

2.身近な法律

法律という言葉を耳にすると、難しい、複雑だとか、自分には関係ないなどと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、法律は私たちの生活と密接に関わっていて、知らず知らずのうちに法律のルールに従って行動していることもあります。
例えば、スーパーやコンビニエンスストアで、ペットボトルなどの飲み物を買ったことがあると思います。
この「物を買う」という行動は、法律では「売買」という契約と考えられています。
「これください」と言って、お金を支払って、買った物を受け取る、こういったよくある買い物での行動も、民法という法律のルールやその考え方から導き出されていたりします。
このように私たちは、日頃から様々な場面で、無意識のうちに法律に接していることもあるわけです。
今回の講座でもなるべく具体例などを織り交ぜながら進めていく予定ですので、法律を身近に感じていただきながら、お付き合いいただけたらと思います。

3.商法・会社法の位置づけ

第1回の授業では、「法律とは何か」というところから出発し、公法と私法の分類、一般法と特別法の関係、商法や会社法の位置づけなどを確認しました。
いってみれば、最初に「森」全体を見て、そこから1本の「木」まで段階的にズームするようなイメージです。
これから学んでいただく法律が、法律全体の中でどのような位置づけなのかを知ることは、大きな意味があると思います。
法律の学習では、このような視点が大切です。
道に迷いそうになったら、自分が今どこにいるのかを、もう一度確認していただけたらと思います。

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