藤沢の三浦真弘司法書士・行政書士事務所

商法・会社法Web講座2016 vol.2「会社とは」

商法・会社法Web講座2016 vol.2「会社とは」

1.授業の概要

第2回のテーマは「会社とは」です。
前回は、法律という「森」から会社法という1本の「木」まで段階的にズームしていきました。
今回は、会社法という1本の「木」に注目して、もう少し細かく「枝」を見ていくような内容です。
具体的には、会社法でいうところの「会社」とは何か、「会社」の1つである株式会社にはどのような特徴があるかなどを説明しました。
また、起業や創業の現場では、どのような形態で事業を始めるのかが問題になることがありますので、最初に企業(商人)の形態を確認しておきました。

2.企業(商人)の形態

起業や創業にあたって、どのような形態で事業を始めるか悩まれる方もいらっしゃると思います。
大きな分け方としては、個人か法人か、法人であれば営利法人か非営利法人かということが挙げられます。
ここで注意していただきたいのは、営利法人と非営利法人の違いです。
この場面における「営利」という言葉は、一般的な日本語の意味合いと少々異なります。
すなわち、この場面における「営利」とは、構成員に対して利益を分配できることを意味します。
例えば、株式会社は営利法人ですが、上場している株式会社の株式を持っている(株主である)と、それだけでお金(利益配当)を受け取れることがあります。
このように、株式会社の構成員である株主に対して利益を分配(配当)できるということは、株式会社が営利法人であることの表れといえます。
なお、企業(商人)の形態は事業を始めた後の税金とも関係してきますので、選択にあたっては様々な角度から検討することが大切です。

3.会社とは

会社法では会社に関するルールを定めているわけですが、具体的にどのような種類の組織を「会社」と考えているのでしょうか。
この点、会社法における「会社」とは、株式会社合名会社合資会社合同会社をいうこととされています。
これらの4つの会社が、これから学ぶ会社法のターゲットということになります。

4.株式会社の特徴

株式会社には、主に次のような特徴があります。

(1)営利社団法人である
株式会社は、営利社団法人であるといわれています。
なお、ここでいう営利とは、前述のとおり、構成員に対して利益を分配できることを意味します。

(2)株式を発行している
株式会社という名前のとおり、株式会社は株式を発行しています。
株式会社の株式を持っている人(会社なども含む)を株主といいます。

(3)株主の責任は限られている
株主の責任は一定の範囲に限られています。
すなわち、株主は、出資した額(引受価額)を限度として責任を負うこととされています。
これを株主有限責任の原則といいます。
株式会社の大事な原則の1つです。

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